逢ふれる vol.5を終えて

design:サトウナツキ

はい。終わってしまいました。

これでもかと言うほど愛を込めて創った一日が。

この文章を読んでくださっているということは、どんな形かは分からないけど、逢ふれるに関わってくれた人でしょうか。その節は本当にありがとうございました。

 

何人かには話したけど、vol.5はこのイベントを終えるために企画した日です。

逢ふれるを始めた2016年の夏、私は一回限りで企画を終えるはずでした。

ですが、担当の方にvol.1って一応つけといたら?的なことを言われて一応つけました。まさか5回もやれるとは思ってもいませんでした。

 

えっとですね、vol.5について少し振り返ってみたいと思います。

祝日のお昼からのイベント。本当にたくさんの方たちに声を掛けました。

バンドマンだけではなく、手作りの雑貨販売をされているクリエイターさんやフードを提供してくださる方にも。これは好評で本当に嬉しかった。ただ出店者さんへの気遣いがもっと出来ていれば良かった。とにかく良い人たちしかいなかったので、それは強く感じた。あともっとお話ししたかった。くそう、時間が足りない。

 

当日のリハーサルはトップバッターのバンドしか申し訳ないけど出来なかったので、私がライブハウスに着いて手伝ってもらいながらポスターやら何やらを貼っていたらすぐにオープン前の時間、顔合わせの時間になった。早い。待ってくれ。

顔合わせの挨拶ほど緊張するものはない。っていうか大好きな人たちをたくさん前にして言葉を発せられるほうが凄くないですか?演者紹介も失敗し、今回も上手く想いを伝えられなくて、案の定、ありきたりなことを口にしてしまったと思う。あんま何話したか覚えてないけど。今までにも顔合わせで変わった子だって分かったよみたいなことを言われた事があるけど、この日も言われた。くそう、ばれたくなかった。

 

ライブがスタートして、出演者それぞれ最高のライブをしてくれた。伝えた以上の想いに応えて、返してくれた。逢ふれるを続けていて、いつの間にか大切なバンドが、人が増えていた。本当に出逢いとか繋がりって凄いよね。小さい出来事一つひとつに感動してしまった。


たくさん出演者がいたにも関わらず、あまり押すこともなく一日を創ることが出来た。なんかスムーズにいくことが当たり前に思っちゃうけど、そんな事ないよね。グローリーの方も、出演者も、みんな精一杯協力してくれたんだ。って思うと本当に感謝の気持ちしかなくなった。

 

終わってからたくさんの人が良いイベントだったねと言ってくれた。あなたのその言葉はあなたが思っている以上に私の心に響いています。本当にありがとう。

 

そんな嬉しいことを言われると、私も単純だから逢ふれるを続けたくなった。

やるからには温かいイベントを創りたいし、関わって下さる一人ひとりを気遣えるイベンターになりたい。でもいつからかライブに行くのが義務みたいになってしまってる時もある。企画に出てくれるんだからちゃんと足を運ばなきゃっていう使命感みたいな思いも、この1年半の間に生まれてしまってる。

企画をするのってやっぱり凄く難しいことで、時間的にも、お金的にも、精神的にも毎回かなり苦しい思いをしているので(特にメンタル面)、また純粋にライブを観ることが大好きになれるよう、しばらくは企画をお休みします。そしてちょびっとでも強い人間になります。

 

 

ですが、ここが一番伝えたいことなんですけど、vol.6やります。必ず。

雑貨やフードの出店メインで少し弾き語りなんかがあるゆったりしたイベントもやってみたいし(あ、これ本当にやりたい)、また格好良いバンド集めまくってフェスみたいな日も創りたい。

 

やりたいと思ったら動かずにはいられない人間なので、そう遠くない時期に動き出すと思います。今までよりかなり時間はかかるけど、どうか逢ふれるのこと忘れずに待っていてくれたら嬉しいです。

 

ここまで読んでくださって本当にありがとう。

私は人見知り激しいし、大好きな人には口が悪くなってしまう人生損してるなあと思う人間ですが、

これからも自分の「好き」に正直に生きるし、大切に想いを伝え続けます。

逢ふれるをたくさんの人に愛してもらえるイベントに必ずしますゆえ。

 

2018.02.16

逢ふれるキカクシャ      ゆーりりり